コウキとカイア、おまけに預言者

  出会い、湖、底・そこ・其処

  虎は翼をなくしてしまい

  落ちて落ちて飲みこまれた

  なんて哀しいことなのか気泡弾けたそのあとに

  竜、覚ます、瞳

            

                 自然都市預言者 ツーティン より

 

 

カイア「何を見てるんだ?」

コウキ「懐かしいものだ」

カイア「オレは初めて見た」

コウキ「だろうな。まあ、俺がここに来ることになった預言だよ」

カイア「いきなりこっちに投げるなって……へー。珍しいな。ここまでツーティンさんが具体的に書いてるの」

コウキ「お前にこの類の預言はなかったのか?」

カイア「うん。コウキに会うまではずっと寝てたし」

コウキ「そうだったな」

カイア「あははー」

コウキ「どうしたいきなり」

カイア「コウキが迎えに来てくれてよかったなって。あんた、預言は嫌いだったじゃないか。……そんな昔の話をって顔するなー」

コウキ「お前は人の頭に手をやるな」

カイア「癖だ。あきらめてくれ」

 

 この笑顔には、負けていたい。

 

 

―――――――――――――――

 メモ帳の断片をちょっと直して。

 まだまだ形になりませんが、自然都市ではメインを張ってくれるだろう、偉い人な婿入りジャレン・コウキさんと守護神クリアレント・カイアさんというお二人。

 コウキさんはここではあたり優しいですが、カイアさんにはかなわないからというだけです。多分、主人公の柔牙あたりにはもうちょっと口調が厳しいものになりそう。

 

 主従愛や敬愛から始まり、さらに片方にはいまだ婚姻の自覚がないのは、愛嬌です。