水野竜也さんがいとおしい

 

 

 甘い棘が喉に刺さって抜けない気分になります。

 いきなりポエミストな一文から始めました。時遅かりしながら、サッカー漫画である『ホイッスル!』の水野竜也さんに頭を抱えている現在です。

 

 

 一応、本誌連載開始時から原作を読んでいたのですが、最も熱く燃え盛っているのはいまです(ただいま文庫版の九巻の途中まで読めました)。

 水野竜也さんがいとおしい。

 彼を簡単に紹介しますと、主人公と特別なかかわりを持つ友人であり同じサッカー部の部長を務める中学二年生なのですが、とにかくかわいいのです。

 ビジュアル系とからかわれるほど整った茶色い髪に瞳という容貌。目つきは垂れていますが厳しめ。でも小学校二年生のころはくりっくりの天使。話がそれました。

 サッカーを指導する父を持ち、自分自身もサッカーが大好きでミッドフォルダーを担当しています。いま(原作時)は母親と母方の親族交えて五人暮らしで犬を飼っています。

 

 このような方なのですが、対人能力はあるのにおそらく一定の信頼レベルを超えると一気に不器用になるあたりにはらはらしてしまいつつ、無責任にかわいいと心臓をあらぶらせます。

 

 登場場面も多いというより主人公の仲間なのでほとんど姿を見せているといえるのですが、ためらいを置いてから。

 「人を怒らせること」が特技の秀才はあぶなっかしくてかわいくてしょうがないと思いませんか……!

 主人公が努力で伸びていくのに反して、水野君はもとからある程度のポテンシャルも経験もあり努力もありのキャラクターなのですが、素直な主人公に反して気難しいところが多い子です。ただ、無礼とは違い、世間知らずも少し混じっている自分の考えにまっすぐな子だったと思ってたのですけれど!

 大人から見ると他人に自分の存在意義を見出す子とも評されて万華鏡のように不安定な面を見せてくれます。

 

 そして重要なのは主人公である風祭さんともう一人。

 これもまた特別な縁を持つ佐藤(藤村)成樹さんという通称シゲさんな、部活編での主力トリオ。正しくはゴールキーパーの不破さんもいるので本当は主力カルテットなのですが。

 感情面では不破さんを除き、風祭さん・水野さん・シゲさんこの三人のサッカーを主軸とした絡み合いがたまに怖いです。

 

 そんな漫画にいま心を奪われて、水野さんにかき乱されて、シゲ水に息も絶え絶えな最近です。

 

 

 強引に締めてしまったので、できたらシゲ水編も語りたいです。